57年ぶりの快挙!駒大苫小牧高校ついに夏の連覇を達成

 駒大苫小牧南北海道)5−3京都外大西(京都)【阪神甲子園球場
 昨年の決勝戦は、春夏連覇を狙う済美高校(愛媛)との壮絶な打撃戦を制しての
 初優勝を飾った駒大苫小牧高校。
 北海道勢としても初の快挙ということで地元も大いに盛り上がった。
 そして、今年は一転投手戦と決勝戦らしい決勝戦となり、どちらも自慢の継投がぶつかりあって、駒大苫小牧の松橋→田中の継投が、京都外大西の北岡→本田の継投に勝り、最後は田中が三者連続三振に切って57年ぶりの快挙を達成した。
 これまで、各地の強豪・古豪が夏の連覇に挑み続けたが、全て跳ね返されてきた大きな壁にこれまでは、1回の優勝ですら大きな壁だった北海道勢の駒大苫小牧高校がストレートで偉業を成し遂げた。
 これだから、高校野球って素晴らしいんだと思う。
 今年は、開幕直前に大きなスキャンダルがあり、改めて長い歴史の高校野球が見直されるきっかけとなったが、最後にこうやって偉業が達成されて改めて高校野球の素晴らしさが伝わったと思う。
 この夏で勇退をする三原監督も優勝の胴上げはかなわなかったものの決勝戦という日程最後の試合まで甲子園で指揮を執ることができた。そして最後の教え子達もそれに応えた。
 わたしは、このチームが決勝戦までこれたのも2回戦の関西高校(岡山)戦での6点ビハインドからの大逆転勝利が全てだったと思う。あの試合でチームが改めてひとつになった。
 わたしは、去年もじっくりと夏の甲子園を考察する機会があったが、今年もまたその機会があった。
 残念ながら甲子園球場へ行くことはできなかったが、テレビを通して投手の配球から野手の動きまでよく見られた。
 ずっと、追っていて最後が投手戦での結末になったのもうなずけた。
 本当にどっちが優勝してもおかしくなかった。
 球児のみなさん、今年も熱い感動の夏をありがとうm(_ _)m