10区は、区間新を2選手が樹立!でも、そこには明暗があった・・・。

 10区も最後まで混戦だった、特に日体大4年の山田紘之選手の走りはすばらしかった。
 最後の箱根へのチャレンジにふさわしい走りだった。最後の鶴見中継所では4位で
 襷を受けたが、後半にどんどんスピードを上げて、2位まで順位を押し上げ
 平成15年に駒澤大学の北浦選手の残した記録を更新して、区間新記録を樹立し
 チームメイト共々、久々の総合2位に大いに沸いた。
 逆に、タイムは区間2位であるものの、早稲田大学の高岡弘選手も区間新記録を樹立した。
 しかし、こちらはチームが11位でシード権を落としたため、謝りながらのゴールと
なり、ゴールテープを切ったあとも号泣していて、自分の区間新記録を喜ぶ余裕は、まったくなかった。
 わたしも、こんな辛い区間新記録を見たのは初めてである。