マリーンズパーティーのぞみさんいらっしゃい♪完全レポ
※更新作業は18日ですが、内容が17日のため17日として更新します。
※この新幹線でいざっ!シーホークでした。→
福岡ソフトバンクホークス2−3千葉ロッテマリーンズ【福岡Yahoo!JD】
○:藤田宗一
S:小林雅英
●:三瀬幸司
HR:なし
2005年10月17日(月)新大阪駅11:59発ひかりレールスター461号博多ゆき。。。
わたしは、覚悟を決めて乗りました。もう後には引けない、とにかくこの眼でボビーの胴上げを見るのみ!流すのはうれし涙か悔し涙のどっちかだけだ。。。
色々と考えてながら、わたしは千葉ロッテマリーンズの前身である毎日オリオンズ・大毎オリオンズ・東京オリオンズの名スラッガーだった榎本喜八氏の伝記を読みながら小倉へ向かった。
停車駅が新神戸・姫路・岡山・福山・広島・徳山・小倉なので、当初乗車予定だった(禁煙の普通車指定席が満席のため断念)のぞみ号よりも小倉までの所要時間が長く約2時半だったが、いつのまにかついてしまった感じがした。
ここで、急遽の遠征ため交通費を抑える目的で購入した福岡ゾーンの周遊きっぷの関係で、JR九州の在来線特急に乗り換える。
新幹線の段階で出遅れていたため、小倉駅で乗り継いだのは当初乗車予定の特急有明19号ではなく、特急ソニック30号だった。
「これは、縁起が良いかも。。。」とわたしは思った。
千葉ロッテの大物ルーキー久保康友投手のニックネームと同じ愛称だからである。
特急ソニック30号は、停車駅が黒崎と折尾のみなので40分で博多に到着した。
そのまま福岡市営地下鉄空港線の博多駅へ移動し球場の最寄り駅である唐人町駅まで向かう。
地下鉄空港線を降りると、エレベーターでマリサポに出会いそのまま一緒に向かう。
あと1勝。。。とにかくそれだけ、引き分けなら10.17福岡の悲劇になってしまう。敗戦よりももっとショックの大きいV逸になるのだ。
16時前には球場へ到着、そこでサポ仲間と出会う。いよいよあと2時間で泣いても笑っても最後の試合がスタートする。
わたしは、入場後荷物をレフトスタンドの後方にある立ち見席に置きに行って、そのあと
ホークスタウン内のコンビニに水分の確保や地元の友達(Shファンですがw)に合ったりして不安を紛らわしていた。
18時試合開始。。。序盤3回はマリーンズの拙攻が目立ちチャンスをゲッツーで潰すシーンが見られた。逆にホークスは逆王手でのイケイケどんどんで、2回裏と3回裏に手堅く1点ずつを挙げてリードを取る。
特に3回裏には、このプレーオフ第2ステージの第4戦と第5戦の第1打席まで眠りつづけていた松中信彦選手のタイムリーが出ての2点目だった。
完全にムードは相手、球場の約90%以上を占めるホークスファンは2年ぶりのVを確信しているようなノリだった。
ただ、気持ちの上で少し余裕があったのは、このプレーオフ第2ステージは先に点を取った方が全て負けていることだった。
・・・とは言っても、2点ビハインドが限界、ホークスが3点や4点のリードを8回や9回だけで逆転されることは考えられなかった。
4回・5回・6回の中盤はお互いにランナーを出すも無得点で流れる。
そんな中、ついに7回表に1点を返す。それでも同点のチャンスは潰された。
それでも、その裏のピンチを左のセットアッパー藤田宗一投手できっちり抑えると、8回表に1アウト1塁・2塁から5番里崎智也選手の貴重な2点タイムリーでついに逆転した!!
このとき、ちょっとしたハプニングが起きた。(試合上は問題なしですよww)
わたしが、ホームでクロスプレーになったのが、セカンドランナーだった初芝清選手だと勘違いしたことだった(苦笑)
主審の柿木園さんの判定はセーフ!でもまだ2−2の同点と思っていたわたしは「なんでまだ同点なのに廻りが大喜びしているんだろう?」と思った。
しかし、状況は違っていた。ホームでクロスプレーになっていたのはファーストランナーの福浦和也選手だったのだ。スコアーボードの8回表に1ではなく2が灯った。
これで3−2になったことを初めて確信した。そして涙がこぼれた。
でも、1点差のまま8回裏に入るとあの第3戦のときは違って涙が止まった。
「まだ優勝じゃない!藪田さん・コバマサさんがんばろう。」
その8回裏もピンチになりながら右のセットアッパー薮田安彦投手が抑えた。
あとは9回のみ!表は攻めながらも3人で終わった。
そして、9回裏は第3戦で悲劇を作ってしまったクローザー小林雅英投手が登板した。
今年のプレーオフ第2ステージ、一番壁にぶつかったのがSh松中信彦選手とM小林雅英投手だった。
負けたら、来季もプレーオフで引きずるかもしれない。それをなくすためにも勝ってほしい。。。
これはホークスファンも同じ気持ちだっただろう。
その9回裏、やはり31年の壁は厚く、カウント2−1から先頭打者の大村直之選手を歩かせてしまう。
「コバマサまたいっぱいいっぱいなのか!?」またもや不安がよぎった。
しかし、この日は内野のメンバーが違った。3塁にいたのは若手売り出し中の今江敏晃選手ではなく、ナインの大先輩で今年で現役引退を表明した初芝清選手だった。
やはり的確にコバマサの所に間合いを取りながらアドバイスに行った。
そして、見ているわたしも「31年ぶりの優勝がどうこうじゃない!初様とまだまだ野球がしたいんや!!」「初様のハッスルプレーをまだまだマリスタで見せてくれや!!」
すると、状況が第3戦と変わった。2人目の打者に送りバントをされるもののきっちりとアウトをひとつ取った。
そのあとは、気迫でセカンドランナーを返すことなく、最後は川崎宗則選手をレフトフライに打ち取って31年ぶり5度目のリーグ優勝を達成した。
ウィニングボールが、横浜ベイスターズで98年に38年ぶり2度目の優勝も経験している井上純選手だったのは、何かの縁だろうか。。。
その井上選手がレフトフライを捕ったとき、本当にみんな号泣でした。そして、力一杯の声援をナインに送った。
ナインもチャンピオンフラッグを高く挙げたりして応えてくれた。
また、2年連続プレーオフでV逸となったホークスファンからも暖かいエールをもらい、エール交換もしました。
球場を出たあとも、ホークスファンから「日本シリーズで阪神に勝ってください」と握手を求められたりしました。
わたしの見た感じでは、荒れているホークスファンはいませんでした。
全試合逆転の投手戦となったプレーオフ第2ステージ。
最終的には、わたしも参戦することになりましたが、今思い返したら第5戦のチケットが払い戻しにならずに何十倍ものプレミアのついたチケットになって(気持ち的にという意味ですw)良かったなぁと思いました。
生まれて初めて、ビジターではありましたが、リーグ優勝の胴上げを見ることができました。
最高の『マリーンズパーティーのぞみさんいらっしゃい♪』だったと思います。
最高の試合を見せてくれたマリーンズナインをはじめ、試合中に時には注意を促しながらも熱い指揮を執ってくれたMVPの方々、そして各地から集まったたくさんのサポ仲間のみなさん、本当にありがとうございました。
ナインだけじゃなく、みんなみんなが俺たちの誇り〜です。
この意気込みで、日本シリーズも戦いましょう。
本当に忘れられない福岡(シーホーク・博多)そして小倉での一夜でした。
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