JTマーヴェラス、悲願のファイナルリーグ進出決定!
05年2月27日午後1時前、大阪府門真市にある『なみはやドームサブアリーナ』には、たくさんのVリーグファンが集まっていた。
とにかく、小さな体育館とはいえ観客動員は全体の80%には達していた。
そして、その大半が地元の大阪市にあるJTマーヴェラスのファンだった。
最後の相手は、第1レグ・第2レグ共に勝っている茂原アルカスである。
いくら最下位のチームとはいえ油断は禁物だ、試合開始10分前になるとスタンドとはいえ
大阪府立体育館に比べて、コートとの高低差がほとんどない至近距離で応援しているわたしも自然と緊張感が走る。
あの04年11月3日に大阪府立体育館であった開幕戦の観戦とは明らかに違った。
仮に2セットまで取られても勝てばファイナルリーグ進出が確定、逆に敗れたら他の3チームの結果待ち・・・。
そんな中、はじまった第1セットは終始マーヴェラスペースで進む。
結果は、25−17でまずは1セットを先取した。
第2セットは、追いつめられるも一度も相手にリードを許すことなく25−21でセットカウント2−0とした。
ここまではOK!しかし、問題はここからである。
先週の久光製薬スプリングス戦では、このあとを取れずに2−3で惜敗した。この試合では、もうあと1点が遠かったとは言えない・・・。
注目の第3セットが始まった。
そして、やっぱり明らかに前の2セットとはメンバーの動きが違った、どこか堅い。
やはりファイナルリーグ進出を意識しすぎているのか。
わたしの応援しているコートの右端では、控えの高木理江選手たちが手を合わせながら祈っている。
「もう、後には引けない、行くしかない。」「みんなで行こう。東京へ行こう。」
『そうだ!東京へ行こう』というフラッグを掲げているファンもいた。
しかし、息を吹き返した茂原アルカスナインに比べて、明らかにこのセットのJTマーヴェラスナインの動きは悪かった。
「どうか、流れを引き戻してくれ。」
要所要所で、それまでの2セットにはなかったタイムアウトを一柳監督も入れてくる。
とにかく、あと1セット。これで、全てが修まる。
そして、何とか16点目の節目を先に迎えたJTマーヴェラスだったが、その後も連続ポイントを奪われて、ついにこの試合初の逆転を許し、16−18となってしまった。
「やはり、魔の第3セットなのか・・・。」
そう、思いかけたそのとき、逆に連続ポイントで18−18と追いついたJTマーヴェラスは、やっと息を吹き返し着実に点を重ねていく。。。いよいよ23−19まできた。
あと2点。。。ここでマーベラスは、ツーで竹下佳江選手がトスを上げ、マーヴェラスの貴重な助っ人シルバラケルがアタックを決めるという手段に出た。
わたしも、応援に熱が入り「いいぞ、竹下ぁ!!ゆけぇ、シルバぁ!!」と思わず叫んでいた。
その攻撃を2回とも決めたJTマーヴェラスが、最後も25−19で逃げ切ってセットカウント3−0で15勝目を挙げ、見事初のファイナルリーグ進出を決めてくれた。
時刻は、午後3時10分すぎ。。。なみはやドームサブアリーナは、本当に興奮のるつぼと化しました。
コーラス隊 サン!ハイ! /・ω・)/~~(゜o゜ )(゜o゜ )(゜o゜ )お〜め〜で〜と〜う〜JTマーヴェラス。
東京体育館(代々木)でも、思いっきり自分たちのバレーボールをしてください。
最後のエール交換も良かったなぁ〜♪
これぞ、半分は社会人リーグの意味合いもあるVリーグだけあります(・∀・)イイ!(・∀・)イイ!(・∀・)イイ!